Story
2017年
ひょんなきっかけで始まったインドでの生活。
整備されていない街、予測できない日常
日本とは違う時間の流れ方、あからさまな階級差‥
決して綺麗とはいえない環境の中
不便で足りないものばかりの生活のはずが慣れると
なぜか心地良い...
その理由を考え、たどり着いた答えは
「他人の目を気にした生活をしていない」から。
街の人々は色彩豊かなサリーを纏い
大きなジュエリーで自分を表現していた。
好きな色を選び、ブランドなんて気にしない。
自分の気分、感覚で好きだと思ったものを選んでいた。
もう◯歳だから、ママになったから、
周りから浮いてしまうから‥
年齢や肩書きから、他人に判断されることは
何一つ考えなくて良い。
そんな生活は心が自由だと感じていた。
インド北部に位置する宝石の街ジャイプール。
この街の多くの人は男女問わず宝石を身につける。
宝石が集まり、職人が多く住むその街で
自分の気に入った石を選び、好みのデザインを伝え
初めてオーダーメイドでジュエリーを作った。
選ぶ石の中に同じものは1つもなく、
全てに個性があった。
長く眺めていると、コレだ!と思う石に出会う。
その石の輝き、形、透明度は完璧とは言えないけれど
出会った時の喜びと同時になんともいえない
特別な愛着が湧く。
そして私はずっと大切にしたいジュエリーとして
旅の経験と共に愛でている。
そんな体験をぜひ皆さんと共有したいのです。